2016年03月10日

福井県 高浜原発

昨日、運転差し止め仮処分決定が下された。
運転中の原発を止めさせる司法判断は”初”とのことで、多くの人たちがホッと胸をなでおろしている。
涙を流して大喜びしている人もいるようだ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ37454PJ37PTJB00C.html
この仮処分決定を素直に喜んでいいものなのだろうか?
否! 喜んでいてはいけない。

第一の理由としては、地裁(地方裁判所)の判断であるということ!
しかし、本当の理由は、この判断もアベ政権の策略である、ということを念頭に入れておく必要があるからだ。
「三権分立を揺るがす危険人物」という見方が国内外に広がりつつある。
現に、司法にも平気で圧力をかけている。

6月の総選挙を前に、「そこまでの悪人ではない、司法はまだ公平な国なんだ」と見せるための策略、私にはそう見える。

6月の総選挙後に、仮処分の取り消しと再稼働、その後、高等裁判所、最高裁判所での司法判断に委ねることになる。
万が一、再稼働を許さない裁判官であれば、あらぬ理由をつけて更迭、圧力に平伏する裁判官を任命する。
これが今までの流れだ。

私は、最高裁で「原発の再稼働を認めない」という判決が出るまでは司法を信用しない。
福島は、今も事故原因の究明さえもできていない。
今も、汚染水が大量に海に垂れ流されている。
今も、放射能が大気中に排出され続けている。
責任の所在も、全くもって明らかにされていない。
避難住民は今も10万人以上。
避難指定区域は、行方不明者の捜索さえも全くなされていない。

そんな中で、「原発は安全だ!」と誰がどの面下げて言うのだろう・・・
それを堂々と胸を張って言えてしまうのがアベ政権。
中曽根政権以降現在までの流れをしっかり見て欲しい。
マスコミの報道からではなく、現実に起こっている事実をしっかり見て欲しい。
最後は、必ず弱いものが泣き寝入りをさせられている。
この現実をしっかり見つめなおして欲しい。

私は、政党政治が大っ嫌いです。談合の集大成が政党政治と考えている。
右翼、左翼という言葉も嫌いです。
共産主義、社会主義、資本主義、自由主義、という言葉も嫌いです。
固定された思想ではなく、その時その時の状況に応じて、弱者(弱者という言葉も好きではありませんが)が見捨てられることのない判断をみんなでしていく、そんな社会であって欲しいと思っている。

原発推進は強者の論理です。
電力は、原発が動かない状態の中で、必要量の発電能力を有して7いなければならないことは電力関連法において定められている。
つまり、原発不要は、法を司る者であれば周知の事実。
このことをマスコミは決してきちんと報道しない。
これも政権の圧力。

仮処分決定に喜ぶことなく、5年を経過した福島第一原発の現状をしっかり把握したうえで、原発廃止の国の方針が打ち出されるまで、しっかりと声をあげ続けなければいけない。
それさえもできないような国であったとしたら、日本は間違いなく再び戦争への道に突き進む国になるだろう。





posted by 杉浦 at 12:05| Comment(0) | 日記